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Chanting Circles

チャンティング・サークル

〜輪になって歌う〜

一見単純そうに見えるこの行為に、深い意味があり、それを説明するには、

その体験自体に勝るものはありません。

実際に体験して頂くのがベストですが、

そうは言っても、おおまかな内容、フィーリングだけでも、お伝えしましょう。

〜チャンティングは祈りを捧げて歌うこと、マントラ(祈りの言葉)を繰り返し唱えることです。〜

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私にとっては、人々同士がよりつながりを感じるのを助けること、そして、献身と祈りを取り戻す方法です。

チャンティングはそれほど、深刻なものではなく、老若男女あらゆる人を対象に、どんな人でも簡単に歌うことができる内容です。

上手くても下手でも関係ありません。真剣になればなるほど、楽しく、面白くなっていきます。

チャンティングサークルは歌ったり楽しんだりするための自由でオープンなスペースで、曲調も様々、ゆったりとした曲もあればノリのいい曲も、明るい曲もあれば哀愁的な曲もあります、

そこでは、笑い、手放すこと、そして気持ちが良ければ少しクレイジーになることもできます。時には、自分の内の奥深くへ入り涙を流すこともあるし、深い静寂に到達することもあります。

そのとき集まった人々のエネルギーによって、その時の状況は変わります。決まった曲順はないですし、昼と夜などの自然のサイクル、人々のエネルギーによって、柔らかく優しい時もあれば、満月の日などには、フルパワーで踊り出すよう時もあります。

〜チャンティングサークルは何にも属さない〜

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何にもとらわれない方法で、世界中に伝わる、さまざまな教え、文化、宗教からのいくつかの神聖な聖歌とマントラを中心に歌っています。

インドではこれをキールタンと呼び、現在ヨガのムーブメントと共に世界中に広がっています。
 
チャンティングすることで、さまざまな価値観の人々に、地球に生きる共同体としての、繋がりを受け入れ、私たちが出会えたことを祝い、お互いの違いを尊重し、生きる喜びを分かち合う、私は、その瞬間がとても好きです。
これが、私たちがチャンティングサークルと呼び、みんなで輪になって座り歌う理由です。

ある意味で、私は人々を心の故郷に呼び戻し、ありのままの本来の自己へ帰していく、その旅を続けるために、歌っているのかもしれません。

〜チャンティングの効果〜

チャンティングが人々に非常に強力な治癒効果をもたらす理由の1つは、肉体的に、感情的に、そして霊的に同時に私たちに作用するためです。
 
あなた自身の声の癒しの振動と、他の人の声の癒しの振動によって臓器や全身がマッサージされます。

私たちの呼吸は、チャンティングを繰り返すことで、ゆっくりと深くリズミカルに呼吸し、それによって神経系が落ち着き、筋肉の緊張が緩和され、心拍数が低下するにつれて血圧が低下します。

声を出すということはあなた自身の思いを音にすること、ただ健康に良いというだけでなく、声を出すことで心が解放されて、自分の中に溜まっていた思考や感情が整理され、癒されます。

また、声の波動を浴び続けると、心は震え、心の奥の奥の、気がつかなかった様な感情が湧き出て、涙となり、心が、洗い流されることもあります。

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〜マントラが癒されるのはなぜ?〜

マントラは、美しさや調和を言葉に表したものです。歌と感情は密接に関係しているため、マントラを歌うと、感情を整理し、心と体を美しく調和させ、自然に落ち着いたベストな状態になっていきます。

〜すべてはひとつに繋がり合っている〜

息は私たちの生命力と最も密接に関連していると言われています。私たちが沢山の人々と一緒に歌うときに、私たちは自然に息を周りと同期させます。すると、不思議なことが起こります、これは体験するのが一番ですが、この状態が続いていくと、喜びは高まり、地球意識、宇宙意識、ひとつの愛、ワンネス、といった意識の拡大、ソース(根源)の深い繋がりを感じることもあります。

〜チャンティングとの出会い〜

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19歳、はじめてのインド滞在中、ガンジス河沿いを歩いていると、どこからか、歌が聴こえてきました。

オーム ナマーシヴァ〜 オーム ナマーシヴァ〜♪

どこか懐かしく、心地よく、すぐにその歌が好きになりました。その歌は当時インドで流行していた祈りの際に歌われる、バジャン(宗教歌)というものでした。

翌日、旅人たちとゲストハウスに集まり、この歌を延々と繰り返して歌ううちに、今まで味わったこともないような恍惚な新しい体験をしました。

29歳、ヨガを本格的に学ぶため、インド国内でも厳格で格式高い有名なヨガアシュラム、ビハール・ヨガ・スクール(BYS)の4か月コースへ行き、朝晩、毎日、マントラチャンティング(キールタン)をしました。

朝4時起床、水シャワー、建物外出禁止と言う、ストイックなコースだったこともあり、僕は、世界中から集まった生徒たちと歌うマントラチャンティング(キールタン)が何よりも楽しみでした。

その2年後から、毎年、チャクラワーク・ティーチャー・トレーニングコースの音楽を担当することになり、そこで、マントラチャンティング(キールタン)を教えるようになり、数々の感動的なシーンを体験するようになります。

その後、幸運にも、私が最も敬愛するチャンティングシンガーの一人である、ケヴィン・ジェームズと、そして、もう一人同じく敬愛してやまない、ダフネ・ツェとコラボレーションする機会に恵まれ、何度も言葉では表せないようなワンネス至福体験をするようになりました。

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〜私の想い〜

音楽は、いつでも、どこでも、誰とでも繋がり、喜びを分かち合え、世界を楽園にしてくれる宇宙言語。

私は世界中の人々と繋がり、愛と喜び溢れる世界を創造するために、チャンティングサークルをしています。

いつか、どこかで、あなたと一緒に歌える日を楽しみにしています。

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